横島古墳(よこしまこふん)

市指定史跡 平成23年5月6日指定

横島古墳の写真

 福島町喜内瀬免字新田の喜内瀬園地内の藪の中にある。ここはかつて小島であったが埋め立てられた現在では陸続きになっている。 
 古墳時代後半の6世紀中頃の横穴式石室をもつ円墳で、石室が露出し、覆土は一部が残っている。副葬品としては、鉄製直剣2本、勾玉1個、須恵器の破片、石器片が出土したと言われている。往古、喜内瀬が福島での文化発祥地であることを物語っている。
 長崎県北一帯の後期古墳の立地を見た場合、福島・鷹島・的山大島・生月島・度島などの海岸部に多く点在していることから、被葬者は海洋的性格を有し、海洋集団内でも突出した人物が埋葬されているものと思われる。
 横島古墳は、松浦市内でも最古級の古墳であり、古代史を研究する上で欠かせない古墳である。

交通案内

喜内瀬バス停で下車、喜内瀬園地内の藪の中。福島港から約4.6キロメートル。

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更新日:2019年04月01日