日々のできごとvol.15

10月1日は「中秋の名月」でした。これに合わせてでしょうか、市役所秘書係の受付には新型コロナで影響を受けた花屋さんや花生産者を支援する国と県の事業により、ススキとバラのフラワーアレンジメント(生け花)が届けられ、秋の訪れを実感しています(余談ですが、この事業により市内各小学校にも10月から来年2月にかけて1校あたり総額7万円分のお花が届くことになっています)。

さて、例年、秋は市内各地で様々な催しが行われ、ほぼ毎週末それらの催しに出席していたのですが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響でほとんど中止または規模縮小となってしまいました。

市主催のイベントについては、国のガイドラインに従って開催の可否を判断しており、9月11日に発表された最新のガイドラインによれば、屋外での大規模イベントは引き続き自粛が求められているものの、屋内でのイベントは9月19日以降「大声での歓声、声援がないこと」を前提とし得る場合、一定の条件を満たせば収容率の上限が100%にできるなど、段階的に緩和されている状況にあります。

このため、市ではこれまで開催の判断を保留してきた「元寇サミット」について、サーモカメラによる入場者全員の検温や手指消毒、マスク着用、出入り口の開放などの感染防止対策を講じた上で、予定通り11月8日日曜日に開催することを決定いたしました。

当日は「アンゴルモア元寇合戦記」の著者たかぎ七彦先生、「ミスター鷹島神崎遺跡」とも称すべき琉球大学・池田栄史教授、九州の中世史研究の第一人者九州大学大学院・佐伯弘次教授に、史実と漫画をリンクさせて元寇・蒙古襲来を語っていただく予定です。また、長崎県内でお互いに元寇の史実がありながら、これまであまり元寇に関して交流する機会のなかった対馬市の比田勝市長、壱岐市の白川市長をお迎えして、各市の取り組みをご報告いただくとともに、元寇にゆかりのある地域の交流促進宣言を行うこととしています。

鎌倉幕府が滅亡する要因になったとして日本中の小中学校で習う「元寇・蒙古襲来」。鷹島沖で発見された元軍の船をはじめとする様々な遺物や各地の遺跡は、その史実を伝える貴重な財産(宝物)であるとともに、私たちが暮らす地域にその宝物があることをより多くの方に知っていただきたいと考えています。

そして、これをきっかけとして、全国の元寇にゆかりのある地域とつながり、元寇遺物や遺跡の価値がこれまで以上に認められるよう働きかけを行ってまいります。

皆様のご来場をお待ちしています。

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更新日:2020年10月01日