日々のできごとvol.14

新型コロナウイルス感染症に負けないために、心の免疫力を高めましょう

 

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大で、普段からマスクを付けることがすっかり当たり前になってきました。マスクはウイルスから自分の身を守ることと併せて、他の人に飛沫を飛ばさないための心遣いでもあると思います。そんな風に考えると、マスクは一人ひとりの優しさを表すもので、今はその優しさが町中にあふれていると言えるのかもしれません。

 

 その反面、とても残念で悲しいことは、感染した方や医療関係者、生活の維持に欠かせない仕事をしている方、その家族などへの差別や誹謗中傷が起きていることです。毎日のように新規感染者の動向がマスコミによって報じられ、心がささくれ立っている時に身近なところで感染者が出ると、目に見えないウイルスを恐れ、感染したくないという不安な気持ちになり、その不安から逃れるためにそのような行為が行われているのではないかと思います。

 

 ある雑誌に「感染症のウイルスは身体に忍び込むが、同時に心に忍び込もうとする」とありました。まさに、身体ではなく心にウイルスが忍び込み、困難に耐えようとする心をウイルスが蝕んでしまった結果、そのような言動をしてしまうのかも知れません。

 

 ウイルスとの共生が必要と言われている今だからこそ、自分が感染した時のことを想像してみる必要があると思います。もし、自分や自分の家族が差別や誹謗中傷を受けたら耐えられるのかどうか…。

 きっと、そんな時に欲しいのは、周りの人からの励ましや優しい気遣いだと思うのです。

 

 私たち一人ひとりが新型コロナウイルスと闘う仲間同士。お互いを理解し、励まし合い、手を携えて、この危機を乗り越えられるように、まずは笑ったり、感動したり、感謝することで心の免疫力を高めましょう。マスクのように優しさの輪が広がるように。

 

令和2年9月30日                          松浦市長 友田 吉泰

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更新日:2020年09月30日