和船競漕(せいぐろ)
市指定無形民俗文化財 平成21年9月30日指定
指定名称 和船競漕(せいぐろ)

地域の活性化や豊漁、子どもの健やかな成長を願って毎年「こどもの日」の5月5日に開催されています。
三艘の和船に約10人が乗り込み、湾内に設置した浮き標間を一巡する往復300メートルのコースで浮き標にさした旗を取るタイムを競います。
目的
この行事は、市指定文化財の保存伝承を行うと共に、その活用を図り、市民に対する文化財の認識を深め伝統的行事の活性化並びに文化振興に寄与することを目的に開催されています。
由来
和船競漕(せいぐろ)は、阿翁浦地区に古来より伝承されている行事である。
起源はわからないが、文永11年(1274)及び弘安4年(1281)の2度にわたる蒙古襲来の際、松浦党が当時西の浦(阿翁浦港)から元の軍船に小船をもって夜討ちをかけた時の名残りという説と、動力船が無い時代端午の節句に若者の櫓さばきの鍛錬と、豊漁祈願や男子の健やかな成長を祈る行事として、漁民が始めたという説がある。
和船競漕が今日の形になったのは、江戸時代の後半、安政の頃に「せいぐろ」として始めてからとも言われている。
開催日
毎年 5月 5日
場所・時間等
松浦市鷹島町
阿翁浦港内
更新日:2023年04月27日