ナガセヴィータ株式会社と文化財保存修復事業等に関する包括連携協定を締結しました
このたび、本市では、NAGASEグループのナガセヴィータ株式会社(本社:岡山市北区下石井 代表取締役社長:安場直樹)と、文化財保存修復事業等に関する包括連携協定を締結しました。
鷹島海底遺跡(松浦市鷹島町)から引き揚げた元寇船部材の保存処理について、2013年からトレハロースを用いた保存処理に取り組んでおり、ナガセヴィータ株式会社(当時社名:株式会社林原)が大量生産法を開発したトレハロース(製品名「トレハ®」)を活用しています。
これまでナガセヴィータ株式会社では、トレハロース含浸処理法に関する情報発信をWEBサイトや広告等を通じて行っておられ、その記事作成に本市でも協力していまして。そのご縁を基にこのたび連携協定を締結する運びとなりました。
今後は、松浦市立埋蔵文化財センターでの保存処理への支援をいただくとともに、ナガセヴィータ株式会社と連携して積極的な情報発信を行うことで、貴重な文化遺産を次の世代へ継承するという意義ある取り組みを推進していきます。
【協定書締結式】
1 開催日時 2024年9月25日 午後1時開式
2 開催場所 松浦市立埋蔵文化財センター及び鷹島公民館
3 締結者 松浦市長 友田 吉泰(TOMODA Yoshiyasu)
ナガセヴィータ株式会社
代表取締役社長 安場 直樹(YASUBA Naoki)
4 連携・協力に関する内容
- トレハロース含浸処理への支援
- 文化財保存処理に関する情報発信 等

(左)ナガセヴィータ株式会社 代表取締役社長 安場直樹
(右)松浦市長 友田吉泰

協定式後、保存処理施設に移動し、トレハロース含浸処理中の一石型木製いかりを含浸槽から引き揚げ、重量計測を実施。

【参考】2023年8月 一石型木製いかり(木製部分)のトレハロース含浸処理開始時
(トレハロース投入)
更新日:2024年09月25日