木育推進

本市においては、「森林」あるいは『木』の持つ魅力を再発見し、木材の良さや利用の意義を学び、本市が抱える人口減少や子育て支援の更なる充実を目指すとともに、“『木』が持つ魅力の再発見・活用”を基本理念とし、私たちの暮らしの中に『木』を取り入れる活動を通して「木育」を推進しています。

1.木育とは

子どもから大人までを対象に、木材や木製品のとの触れ合いを通じて木材への親しみや木の文化への理解を深めて、木材の良さや利用の意義を学ぶための教育活動

 

注釈:政府広報オンライン『木材を使用して、元気な森林を取り戻そう!』より

2.目指す目標

市民が森林の大切さを理解して、木材の利活用が推進されるような取り組みを行うとともに、松浦で生まれ育つ子どもたちの環境に木材を取り入れ、そのすばらしさを五感で学び、子どもの心を豊かにすると共に、将来、森林や自然を大切に考え行動できる「人」を育てる。

3.これまでの取り組み

1) 「木育キャラバンin松浦」の開催

木育を推進するための事業の一つとして、平成31年2月23日(土曜日)~24日(日曜日)にかけて、松浦市文化会館で「木育キャラバンin松浦」を開催しました。当キャラバンは、認定NPO法人 法人 芸術と遊び創造協会が所有するおもちゃを使用しての移動型のおもちゃ美術館で、ふれあいホールいっぱいに300種を超える木のおもちゃが勢ぞろいしました。当日は、市内外から多くの来場者があり、会場いっぱいに子どもの声が響きわたりました。

「木育キャラバンin松浦」の会場の様子1

「木育キャラバンin松浦」の会場の様子1

「木育キャラバンin松浦」の会場の様子2

「木育キャラバンin松浦」の会場の様子2

2) 木育推進に関するアンケート調査

木育を推進する上の参考とすべく、市民(地域版未来会議の参加者)及び保育施設等関係者を対象とし、アンケート調査を実施いたしました。木育に対する考えを中心に質問いたしましたが、「木育をすすめて欲しい」という意見の他にも「意義が良く分からない」という意見も頂いております。今後は、木育について、様々な取り組みを通して市民の方々へ広く周知するとともに、市民の方々から頂いた意見を尊重し木育を推進してまいります。

3) 「木育講演会」の開催

認定NPO法人 芸術と遊び創造協会理事長 多田千尋先生をお招きし、~赤ちゃんからはじまる生涯木育~と題し、9月14日(土曜日)に文化会館で講演会を開催しました。講演会には、子育て世代の親子や保育所等施設関係者が来場され、木育の意義等を聴講されました。

4) 「木育推進計画」の策定

木育を推進していく上で必要となる「木育推進計画」を、行政機関をはじめ、市民の方々で構成される「松浦市木育推進計画策定委員会」を設置し策定しました。委員会の中では、木育に関しての様々な議論がなされ、木育の意義が分からないという中でも、木に触れることは教育の環境上、非常に良いことであり、推進していく方向で、事業が決定しました。今後は、本計画を推進の基礎として、木育に関する事業を推進してまいります。

5)「ウッドスタート宣言調印式」の開催

令和2年2月22日、認定NPO法人 芸術と遊び創造協会が運営する東京おもちゃ美術館と「ウッドスタート宣言」に調印しました。全国で53番目、長崎県内では初の宣言自治体となります。

「ウッドスタート」とは、同協会が支援し実施する活動で、「木」を真ん中に置いた子育て・子育ち環境を整備し、子どもをはじめとする全ての人たちが、木の温もりを感じながら、楽しく豊かに暮らしを送ることができるようにしていく取り組みを言います。

6)「木育円卓会議」の開催

 「ウッドスタート宣言調印式」開催同日、「木育」の推進について語り合う「木育円卓会議」を開催しました。会議では、行政機関及び市内各種団体の代表者にお集まりいただき、本市における「木育」の推進方法等について議論いただきました。

※木育推進のために実施してきた、3)「木育講演会」の開催、4)「木育推進計画」の策定、5)ウッドスタート宣言調印式」及び6)「木育円卓会議」の開催については、「ながさき森林環境保全事業補助金」を活用し、実施しました。

この記事に関するお問い合わせ先

子育て・こども課

〒859-4598
松浦市志佐町里免365番地

電話:0956-72-1111
ファックス:0956-72-5241

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更新日:2020年04月02日