令7年4月から　65歳以上の節目年齢の方を対象に「高齢者帯状疱疹予防接種費」の一部を市が負担します

 　帯状疱疹が予防接種法上のB類疾病に位置づけられたことから、令和7年4月より、帯状疱疹ワクチンの定期接種を実施します。

　帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経に沿って痛みを伴う水痘（水ぶくれ）が現れる皮膚の病気です。

　合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残ることがあり、日常生活に支障をきたすこともあります。

　予防接種を受けることで、帯状疱疹の発症予防や罹患に伴う神経痛を予防し、併せて、QOL（生活の質）の改善、医療機関受診を減らすことを目的に実施します。

令和7年4月1日火曜日 ～ 令和8年3月31日火曜日
ただし、医療機関ごとの診療状況により、接種開始日や終了日が異なる場合があります。

 接種当日に松浦市に住民登録があり、次のいずれかに該当する方

1. 令和8年3月31日までに以下の年齢に到達する方
   65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳
2. 100歳以上の方（令和7年度に限り全員を対象とします）
3. 接種当日に60歳以上65歳未満の方で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害があり、日常生活がほとんど不可能な程度の障害のある方（医療機関の窓口で医師の診断書または身体障害者手帳の提示が必要です。

ただし、乾燥弱毒生水痘ワクチンを1回接種したことがある方、乾燥組換え帯状疱疹ワクチンを2回接種したことがある方で、帯状疱疹予防接種を行う必要がないと認められる方は除きます。

(注意)長期療養特例として、長期療養を必要とする疾病にかかったこと等の特別な事情により予防接種を受けることができなかった場合は、その特別な事情がなくなった時から1年間は補助対象となる予防接種を受けることができます。（ただし、疾病にかかっていたことや、やむを得ず定期接種を受けることができなかったと判断した理由等が記載された医師の診断書が必要となります。）

帯状疱疹ワクチンには、2種類あり、接種方法や効果とその持続時間、副反応などの特徴が異なります。いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。

1.　乾燥弱毒生水痘ワクチン（生ワクチン）

2.　乾燥組換え帯状疱疹ワクチン（組換えワクチン）

（注意1）組換えワクチンは、1回接種後、通常2か月以上の間隔をあけ、2回目を接種する必要がありますので、2回分の個人負担が発生します。また、市は2回分の接種費用の半額程度を負担します。
 (注意2)生活保護受給者の方については、医療機関窓口で「生活保護受給者証」を提示することにより、接種費用が無料となります。

 2種類のワクチンともに、医師が特に必要と認めた場合は、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチン、高齢者肺炎球菌ワクチン等と同時接種が可能です。

ただし、生ワクチンについては、他の生ワクチン接種後27日以上の間隔をおいて接種してください。

 松浦市内の医療機関は一部の医療機関を除き実施します。まずは、かかりつけの医療機関へお問い合わせださい。なお、接種を受けるには予約が必要です。
 市外のかかりつけ医療機関での接種を希望される場合は、ご希望の医療機関または担当課にお問い合わせください。

　接種部位の疼痛、発赤、痒み、腫れ、頭痛、悪寒、発熱、胃腸症状がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、無菌性髄膜炎、組換えワクチンについてはショック、アナフィラキシーがみられることがあります。　

　接種後に気になる症状や体調の変化を認めた場合は、接種した医療機関にご相談ください。

 帯状疱疹予防接種済証は、医療機関が発行します。発行された予防接種済証は、各人が確実に保管しておいてください。

予防接種は感染症を予防するために重要なものですが、健康被害（病気になったり障害が残ったりすること）が起こることがあります。

極めてまれではあるものの、副反応による健康被害をなくすことはできないことから、救済制度が設けられています。

この予防接種により、疾病や障害等の健康被害が発生した場合には、健康被害の救済が行われます。ただし、予防接種と疾病・障害等との因果関係を認定したものに限ります。

制度の利用を申し込む場合は、予防接種を受けた時に住民票をを登録していた市町村にご相談ください。