松浦市の高生垣「ひゃーし」が第5回風景デザインアワードにて表彰されました!
風景デザインアワードとは、「規範」となる風景の発見をめざし、風景デザイン研究会が、年に1回独自に選出する取組みです。
他地域で知られていない風景の、多様な価値を見出し、保全を支援し、もって優良な風景とその観方を社会に広く共有することを目的とするものです。
対象は、日本国内の風景となっており、施設や構造物のデザインのみならず、人と自然の関りが織りなす風景全般です。
今回の応募作品につきましては、松浦市景観審議会 会長 柴田 久 様に松浦市の高生垣「ひゃーし」を推薦していただき、令和5年9月9日に行われた公開審査の結果、受賞いたしました。
【受賞名】
守り抜いてきた緑の造形美賞
○柴田 久【しばた・ひさし】
福岡大学工学部社会デザイン工学科景観まちづくり研究室 教授
専門は景観設計、公共空間のデザイン、まちづくり
著書に『土木の仕事ガイドブック‐日常をつくるプロフェッショナル‐(編著)』
『地方都市を公共空間から再生する:日常のにぎわいをうむデザインとマネジメント(単著)』など。
○「ひゃーし」とは
マキやツバキで造られた高生垣。門をアーチ状に形づくるなど、所有者それぞれの工夫がなされており、江戸時代後期から守り抜かれてきた「ひゃーし」は地域の景観を特徴づけるものとなっています。
また、この「ひゃーし」は御厨の林叢群として、平成16年4月30日に長崎県まちづくり景観資産(まちなみ)に登録されています。
更新日:2023年10月26日