「アジフライの聖地 松浦」に係る経済波及効果及びパブリシティ効果について(公表)
長崎県北部に位置する松浦市は、伊万里湾や玄界灘、東シナ海などの豊富な漁場に恵まれ、日本有数の水揚げを誇る「松浦魚市場」を有します。
中でも「アジ」の水揚げ量は日本でトップクラス!
私たちのまちには、当たり前のように新鮮で美味しい「アジ」がありました。
「私たちの”当たり前”は、実は他の地域では”特別なもの”なのかもしれない」
このことから地域の素材である「アジ」に磨きをかけ”アジをフライにする”ことで新たな「地域づくり」を目指すこととなりました。
平成31年4月27日には、市内飲食店と連携し、松浦市が「アジフライの聖地」であることを宣言しています。
今年(令和6年)で聖地宣言を行ってから節目となる5年を経過したため、これまでに取り組んだ事業の効果を検証し、今後の施策展開の参考とするため、令和5年における経済波及効果及びパブリシティ効果の分析を行いました。
【経済波及効果】30億6千5百万円(令和5年)
ある産業に新たな需要が生じたときに行われる生産は、需要が生じた産業だけでなく、原材料などの取引を通じて関連する他の産業にも波及します。また、これらの生産活動の結果生じる雇用者所得は、消費支出として新たな需要を生み出し、さらに生産を誘発していきます。これが経済波及効果です。
今回は、アジフライに関連する松浦市所有のデータや市内事業者へのアンケート、全国を対象としたインターネットアンケート調査結果などを参考にして、令和5年のアジフライ関連の売上と観光消費額を推計し、長崎県産業連関表を用いて経済波及効果を算定しました。
【パブリシティ効果】4億4千万円(令和5年)
パブリシティとは、新聞・テレビなどのメディア露出による広報活動のことです。
今回は、令和5年のアジフライに関連する新聞紙面掲載件数やテレビ放映時間数などをもとに、一定の仮定により広告料金やCM料金などに換算し推計しました。

松浦魚市場

アジフライ定食

アジフライの聖地宣言

更新日:2024年12月27日