オキナワキノボリトカゲを見かけたらお知らせください。
志佐町内での目撃例が増えています。
平成29(2017)年から、「九十九島動植物園 森きらら」が主体となって志佐町庄野~白浜免を中心に、目撃情報収集ためのヒヤリング調査、目視での確認・捕獲などの分布調査を毎月行っています。
現在まで九州電力松浦発電所付近(白浜免)、道の駅から国道204号を隔てた山側(庄野免)において多くの目撃例があります。また、捕獲して生態や食性などの調査も行っています。今後、市内全域に広がる可能性もあり、環境への影響も心配されます。
オキナワキノボリトカゲ
最大でオスは31cm(頭胴長9.3cm)、メスは24cm(頭胴長7.7cm)の大きさで、オスの体色は緑色、体側面に黄色や淡黄色の帯模様。メスの体色は緑色や淡褐色、背面に3 ~ 5本の黒褐色の帯模様がある。自然分布として、奄美大島~台湾北部に生息し、地域により3つの亜種に分けられている。1990年代の爬虫類ブームにより大量に捕獲され、現地では減少(沖縄県では絶滅危惧2.類-VU)。そのペットブーム以降、屋久島や指宿市、日南市に定着。
松浦市では2017年7月に確認されている。樹上性で昆虫を主な餌として増殖し、松浦市志佐町庄野~白浜免での目撃例が多い。
日本在来のニホントカゲなどのように尻尾が切れることはありません。また、掴めば噛みつきますが、凶暴性はなく危険な生き物ではありません。
見つけたらご一報くださいますようお願いいたします。
更新日:2020年04月09日