塩浜漣痕群(しおはまれんこんぐん)
市指定天然記念物 平成21年9月30日指定

福島町塩浜免字此の浦の上にあり通称「滑り岩」といわれている所に位置している。今からおよそ1,000万年~1,500万年昔、浅海の底に水の流れや波や風によって堆積物の表面に見られるさざ波状のでこぼこで、そのまま化石状に地層の中に保存されたものである。洗濯板状をなし、県北一帯が有明海のような浅海であった時代の海底の浪の跡である。広さは約100平方メートルあり、さざ波の化石である。
漣痕をもつ砂岩は硬く、保存が非常に良好なため、この種の地質現象の資料としては価値が高い。
塩浜免字榎や鍋串免初崎にもこの漣痕群が見られる。
更新日:2019年04月01日