茶室 調風亭(ちゃしつちょうふううてい)
市指定有形文化財・建造物 平成23年5月6日指定

平戸藩主松浦家の家老であった熊沢家の所有である。建築年月は不詳であるが、茶室に掲げられている松浦家三十五世観中公の扁額から見て江戸末期(1850年頃)の建築ではないかと考えられる。当初平戸の屋敷内にあったのを、明治中期、喜内瀬に移築された。
茶室の面積は3.17坪で二間となっている。屋根は本来のものは勾配が少ないので補強のため更にその上に屋根をふいてある。庭は鞍馬御影石のつくばいと石灯篭が風情を添えている。
茶室調風亭の由来

茶室に掲げられている松浦観中公の扁額の賛に
千代ちよと おなじことをや しらぶらん
かめ岡山の まつのうわかぜ
という和歌があり、その中から調風という名を採ったものだという。
交通案内
喜内瀬バス停で下車、採石場に向かって200メートル、三叉路の右手の神社の裏。福島港から約4.9キロメートル。
更新日:2019年04月01日