福寿寺の三十三観音像(ふくじゅじのさんじゅうさんかんのんぞう)
市指定有形民俗文化財 平成21年9月30日指定

福寿寺本堂入口の直ぐ右手の池の端に立っている多仏石憧である。明金智触という人物に対する供養塔である。三十三尊は観音菩薩であるから、この種のものとしては誠に珍しいものである。
総高152センチメートル、龕部は三石に分れ、一石に十一尊の観音を彫る。中台・竿の八石つぎで佐賀型の六地蔵石憧の特型である。
竿石の表に「欽奉造立三十三体」他の刻字あり、裏面に弘浩三歳丁巳(1557)十一月とある。
更新日:2019年04月01日