松浦市の水産業で働きたい人向け情報

トラフグ養殖の餌やりの様子

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1.松浦市の漁業

漁場(漁を行う海域)について

松浦市全体図

長崎県の北部にある松浦市は、伊万里湾をぐるっと囲む形で本土と島があります。

本土には国内トップクラスの設備を誇る「松浦魚市場」があります。

また、伊万里湾周辺に鷹島、福島、青島、飛島、黒島の5つの有人島が点在しています。

松浦の漁師さんは主に伊万里湾周辺、鷹島沖で漁を行っています。

松浦市で行われている漁法について

伊万里湾の漁法

図1 伊万里湾周辺の漁法

魚を取る方法は海の環境に合わせて、それぞれ適切な方法が存在します。

本市では、比較的穏やかな「伊万里湾」と外海に面する「鷹島沖」で

それぞれ異なる漁法が営まれています。

まず、伊万里湾内では魚類養殖と船曳網漁が盛んに行われています(図1参照)。

魚類養殖は、生産量日本一を誇るトラフグやブリ(ハマチ)、タイ、ヒラマサ、

クロマグロなどが育てられています。

船曳網漁とは、海中の網を漁船で引っ張り魚を獲る漁法です。

一隻で引っ張る一艘曳き、二隻で引っ張る二艘曳きがあります。

主にしらす干しやいりこの原料となるカタクチイワシが漁獲されます。

鷹島沖の漁法

図2 鷹島沖の漁法

鷹島沖ではごち網漁が盛んに行われています(図2参照)。

ごち網漁とは、沈めた網を引っ張り上げ魚を獲る漁法です。

主にタイ類が漁獲されています。

2.就業支援フェア

就業支援フェアとは

水産業に興味がある方からすぐに漁師になりたい方、年齢も高校生から幅広い年代を対象に、

受入先となる漁業者、水産会社、漁業協同組合などの団体が出展し、

それぞれの仕事ややりがいをPRするイベントです。

長崎県や全国漁業就業者確保育成センターが主催しています。

仕事内容や雇用条件など詳しい話を、直接聞くことができる貴重な機会です。

長崎県が主催するフェアの情報はこちら

全国漁業就業者確保育成センターが主催するフェアの情報はこちら

長崎県の漁業や漁師の生活について知りたい方はこちら

松浦魚市場水揚げ

3.漁業就業実践研修制度

漁業就業実践研修とは

漁業で働きたい人を対象とした、先輩漁師の下で実践しながら、

技術取得を目指すための研修制度です。

研修終了後は、漁師としての独立又は水産会社等への就職を目指します。

研修期間中は、研修費(月額)、漁業経費、指導者謝金を市から補助します。

あくまでも研修生という立場ですので、研修先と雇用契約を結ぶものではありません。

研修内容の詳細は、下記チラシをご覧ください。

どのような研修があるのか?

ご本人が目指す働き方や就業形態によって、研修区分を選択します。

研修区分は図3のとおりです。

研修区分

図3 松浦市漁業就業実践研修の区分

いりこ加工

研修開始まではどのような流れになるのか

まずは、ご本人がどのような働き方(独立型や雇用型)をしたいのか、

どの漁業種類で生計を立てたいのかを決めます。

市役所や漁協、先輩漁師から話を聞きながら決めていただいて構いません。

また、研修の受入先となる先輩漁師や水産会社との調整も必要です。

その上で、研修申込みや補助金申請の手続きを進めていきます。

最初のご相談から研修開始までは、相応の時間を要することから、

まずは、関心があられることや分からないことがありましたら、

お気軽にお尋ねください。

研修開始までのおおよそ流れは図4をご覧ください。

研修開始までの流れ

図4 松浦市漁業就業実践研修の開始までの流れ

要綱・申請様式

4.新規漁業就業者定着支援制度

新規漁業就業者定着支援制度とは

新たに漁業に就業した人を対象に、漁業経営に係る経費への支援や

更なる漁業技術の向上を目指す研修、漁業種類の転換・多角化を目指す研修に対して補助します。

各メニューで対象者の要件が異なりますので、詳細はお問い合わせください。

研修内容の詳細は、下記チラシをご覧ください。

とらふぐ

5.関連情報

松浦市や長崎県への定住・移住に関する情報も発信していますので、

ぜひご覧ください。

大崎海水浴場

この記事に関するお問い合わせ先

水産課 水産振興係

〒859-4598
松浦市志佐町里免365番地

電話:0956-72-1111
ファックス:0956-72-2292
水産課へお問い合わせ

更新日:2024年07月01日