風しん抗体検査及び予防接種について
風しんの予防接種は、現在、予防接種法に基づき公的に行われています。
しかし、公的な接種を受ける機会がなかった世代の男性は、抗体保有率が他の世代に比べて低くなっています。(約80%)
公的な接種を受ける機会がなかった昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性に対し令和元年度から実施しています。
なお、事業の期間は、令和3年度末までの予定でしたが、令和6年度末まで延長されました。
対象の方には、クーポン券を送付しています。
風しんとは
風しんとは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症です。
感染経路は飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染します。
症状は、不顕性感染(感染症状が出ない)から重篤な合併症併発まで幅広く、特に成人で発症した場合、高熱や発疹が長く続いたり、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。
また、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院を要することもあるため、決して軽視はできない疾患です。
さらに、風しんに対する免疫が不十分な妊婦(妊娠20週頃まで)が風しんウイルスに感染すると、先天性風しん症候群の子どもが生まれてくる可能性が高くなります。
抗体検査・予防接種の流れ
1.市よりクーポン券の送付
クーポン送付対象:昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性
2.医療機関または住民健診会場(事業所健診会場)にて抗体検査の実施(クーポン券が必要です。)
3.抗体検査の結果の送付
抗体あり・・・十分な抵抗力があるため、予防接種の対象となりません。
抗体なし・・・医療機関にて予防接種の実施(クーポン券が必要です。)
受診可能医療機関一覧
全国の実施医療機関で受けることができます。
実施医療機関は、厚生労働省のホームページでご確認いただけます。
更新日:2022年06月01日