マダニやツツガムシが媒介する感染症(ダニ媒介感染症)に注意しましょう!
ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに刺されることによっておこる感染症のことです。
マダニ類やツツガムシ類は野外の藪や草むらに生息しているダニで、野生動物が出没する環境に多く生息しているほか、民家の裏山、裏庭、畑やあぜ道などにも生息しています。
マダニ類は「日本紅斑熱」や「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を媒介し、ツツガムシ類は「つつが虫病」を媒介します。
マダニ類が媒介する感染症の予防には、ダニに咬まれないことが重要です。野外で活動する際は、長袖、長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる)、長靴を着用する、帽子、手袋の着用、首にタオルを巻くなどして、肌の露出を避けることが大事です。服は明るい色のもの(マダニを目視で確認しやすい色)がお薦めです。また、マダニに有効な虫よけ剤の使用も効果が期待できます。屋外での活動後には入浴し、マダニ類に咬まれていないか確認してください。特にわきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、髪の毛の中などがポイントです。
もし、マダニ等に咬まれていたことに気づいた場合は、無理に取り除こうとせず、皮膚科等の医療機関で適切に処置してもらってください。また、咬まれた後に発熱などの症状があった場合は、速やかに医療機関を受診してください。
更新日:2025年09月04日