9月24日~9月30日は、「結核・呼吸器感染症予防週間」です
あなたの「せき」、結核ではありませんか?
1.結核とは
結核菌によって、主に肺に炎症を起こす病気です。結核が進行した患者の咳などのしぶきに含まれる結核菌が空気中に飛び散り、それを吸い込むことにより「感染」します。
結核に感染しても、通常は免疫機能が働いて結核菌の増殖が抑えられ、全ての人が「発病」するとは限りません。栄養状態が悪かったり、加齢とともに体力が衰えてきたりすると、免疫力が結核菌に負けて発病します。特に、高齢者の発病が増えています。
2.結核の初期症状は、風邪によく似ています
・咳やたんが2週間以上続く
・37度程度の微熱が続く
・体がだるい
また、体重が減る、食欲がない、寝汗をかくなどの症状もあります。
注1) 新登録患者数(人) | 注2) 罹患率 | |
県北 | 5 | 8.1 |
長崎県 | 124 |
9.8(ワースト7位) |
全国 | 10,096 | 8.1 |
注1) 新規登録患者数:新たに結核患者として診断され、保健所へ登録された者の数
注2) 罹患率:新登録患者数を人口10万対率で表したもの
4.結核の予防と早期発見のポイント
結核は、確実な服薬で治る病気です。自分自身の健康を守り、家族や友人などへの感染を防ぐためにも、早期発見・早期治療に努めましょう。
・咳やたんなど風のような症状が2週間以上続いたら、医療機関を受診しましょう
・免疫力が低下しないよう、規則正しい食生活を心がけましょう
・年に1回は定期的に胸部エックス線検査を受けましょう。精密検査が必要な場合は、必ず受診しましょう
・乳幼児の結核予防には、BCGワクチンの接種が有効です
<問合せ先:県北保健所 地域保健課 健康対策班 電話:0950-57-3933>
更新日:2025年09月08日