旧宛陵寺跡(きゅうえんりょうじあと)

市指定史跡 平成21年9月30日指定

旧宛陵寺跡の画像

 旧宛陵寺跡には、源久の墓があり、歴代今福松浦家の十九代信貞公(元禄7年没)から二十八代廉公(大正9年没)までの十代20基の水上所がある。また歴代住職の墓もある。
 宛陵寺は、松浦党の始祖源久公の菩提寺として創建されており、歴代今福松浦家の菩提寺である。宛陵寺の開山は、応永13年(1406)丹後守源延公が佐賀玉林寺より大圭和尚を招いて開山したと過去帳にあるが、明徳元年(1390)の宛陵寺古文書では源延公が宛陵寺の大圭和尚に領地の寄進をしているため、これ以前に開山していたと思われる。
 旧宛陵寺跡は、松浦党の歴史を研究する上で欠かせない史跡である。
 宛陵寺にて管理されているが、平成19年には旧宛陵寺史跡保存会を中心として土塀修復工事の寄附願趣意書を作成し今福町民から寄付を募り修復が行われている。

所在地

松浦市今福町坂野免

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更新日:2019年04月01日