鷹島2号沈没船
平成27年の調査で、前年10月に発見された鷹島2号沈没船が、元寇沈没船であることが確認されました。
検出した沈没船は、船体底部の木組みがとても良い状態で残っており、元寇船の船体構造を知るうえで大変有効な資料です。
また、元の兵士達が使用していた、12~13世紀の中国産である白磁碗、褐釉陶器壺、天目碗も確認されています。
現在、この沈没船は、埋戻しを行ない現地で保存しています。
今後は、定期的なモニタリング調査を行ない、沈没船に劣化がないかを確認していく予定です。
鷹島2号沈没船調査 船首部分(南から)
鷹島2号沈没船調査 船首左舷
更新日:2019年04月01日