志佐立町の精霊船(しさたてまちのしょうろうぶね)

市指定無形民俗文化財 平成21年9月30日指定

志佐立町の精霊船の画像

 松浦市内では、古くから盆の8月15日の行事として、精霊流しが行われている。その中でも志佐町の商店街である浦地区(上・中・下・立・横町)では5隻の精霊船が製作され先祖の霊を弔っている。
 船は麦藁と竹製で長さ約3メートル程あり大陸風の親船・小船の精霊船で灯籠や金紙・銀紙で飾りたてられている。
 近年は、各地区とも親船のみの製作となっている。船の材料である麦藁の購入も難しくなってきており、立町地区以外では船の船底を木材で補っている。かつての伝統的な精霊船の製作は立町のみとなってしまっている。
 精霊流しは、各町の精霊船の庭見せのあとMR松浦駅広場に集合してから商店街を練り歩き、その後、志佐川に入り、花火が上がる中で川の中を3回まわって船を流す伝統的な行事である。

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更新日:2019年04月01日