田ノ平浮立(たのひらふりゅう)

市指定無形民俗文化財 平成21年9月30日指定

田ノ平浮立の画像

 田ノ平浮立の系統は肥前西部の舞浮立・躍浮立の流れで、大名行列の形態で神社までの道行きと、祇園社境内での演舞とで構成されている。雨乞いのときは竜王様にて奉納する行事である。道行きは、棒つかい-槍-大太鼓-鉦-締太鼓-銭太鼓-ササラヒキの形態である。笛の曲目は道ばやしなど7曲がある。人形おどりはあやつりの型で残っている。
 江戸時代からの流れをそのままに伝承しており民俗・芸能上貴重である。現存する鉦には明治5年の銘がある。
 市内に残る浮立は、田ノ平浮立の他には松山田浮立、福島町の土谷浮立、浅谷浮立がある。田ノ平浮立は地区住民により現在まで残されており、毎年7月15日に地区の祇園社で奉納されている。

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更新日:2019年04月01日