松浦市文化財保存活用地域計画を作成しました
松浦市文化財保存活用地域計画(以下「地域計画」という。)は、令和6年(2024年)7月19日付で、国の文化審議会文化財分科会の答申を経て、文化庁長官の認定を受けました。
地域計画において示す本市の特徴、基本目標、目指す方向や今後取り組むべきアクションプランについて紹介します。
文化財保存活用地域計画とは?
文化財保護法の一部を改正する法律が平成30(2018)年6月1日に国会で成立、平成31(2019)年4月1日に改正法が施行されました。
改正の趣旨は「過疎化・少子高齢化などを背景に、文化財の滅失や散逸等の防止が緊急の課題であり、未指定を含めた文化財をまちづくりに活かしつつ、地域社会総がかりで、その継承に取り組んでいくことが必要であり、このため、地域における文化財の計画的な保存・活用の促進や、地方文化財保護行政の推進力の強化を図る」ことでした。
その実現に向けて、文化財保護法(第183条の3)に位置付けられた一つが「文化財保存活用地域計画」です。
松浦市文化財保存活用地域計画
松浦市は、平成31(2019)年に「松浦市総合計画(計画期間:2020年~2029年)」を策定し、基本理念「育つ・つながる・根をおろす」と将来像の一つに「誇れるまち」を掲げ、自然を大切に守りつつ、その中で育まれてきた歴史等をふるさとの宝として市民とともに輝かせ、次世代に継承していくことを明記しています。
松浦市保存活用地域地域計画は、この「誇れるまち」の実現に向けて、「ふるさとの宝を磨き、輝かせ、次世代につなぐこと」を目指すものです。
本市は、官民協働により、豊かな自然の中で育まれてきた歴史文化に沿って多様な文化財を総合的・一体的に保存・活用していくことを目的とし、文化財保護法第183条の3に基づく地域計画を作成しました。
文化財マスタープラン
計画期間
令和6(2024)年度から令和15(2033)年度までの10年間
計画の対象
指定・登録等の有無に関わらず、市内全域、全ての文化財を対象とします。
歴史文化の特徴
海との深い関わりの中で 松浦固有の歴史文化が育まれていること
目指す方向
海とつながる松浦の歴史文化を誇りとするまち
基本目標
文化財を磨き、輝かせ、次世代につなぐ好循環を官民協働で生み出す
文化財アクションプラン
「文化財アクションプラン」では、「文化財マスタープラン」を踏まえ、松浦固有の歴史文化を今に伝える文化財の保存・活用を官民協働で推進する具体的なアクションプランを調査研究(1.調査研究)、保存(2.保存修復、3.継承支援、4.防災・防犯)、活用(5.公開発信、6.学校教育・生涯学習、7.観光振興、8.地域まちづくり)に分けて設定しています。
資料ダウンロード
【計画書全文】
松浦市文化財保存活用計画(令和6年7月認定) (PDFファイル: 10.4MB)
【分野別アクションプラン一覧】
分野別アクションプラン一覧 (PDFファイル: 669.0KB)
【概要版パンフレット】
概要版パンフレット(8ページ) (PDFファイル: 8.1MB)
【リーフレット】
リーフレット(両面印刷用)《印刷設定=A3両面(短辺綴)/2つ折り》 (PDFファイル: 4.0MB)
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会 文化財課 文化財係
〒859-4598
松浦市志佐町里免365番地
電話:0956-72-1111
ファックス:0956-72-1115
更新日:2025年01月08日